2014年3月28日金曜日

HWD14 をODROIDで有線化しよう。

 

HWD14にはWM3800Rみたいなクレードルがありません。

なければ作ってしまおうということです。


ODRIOD->USBハブ->HWD14で繋いでいます。
ODRIODの有線LANのコネクタにMacや市販のルータなどを繋ぎます。

まずHWD14 をそのままODROIDのUSBに繋いでみます。
すると以下のようになりました。

odroid@odroid:~$ lsusb
Bus 001 Device 007: ID 12d1:1f01 Huawei Technologies Co., Ltd.
...
Bus 001 Device 003: ID 0424:3503 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 002: ID 0424:9730 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub

上記の12d1:1f01 Huawei Technologies Co., Ltd.
というのがHWD14です。

がしかしODROIDはHWD14をCDROMとして認識ています。
1f01はCDROMとして認識している場合にこうなりました。

このままではWiMAXのルータとしては使えません。
そこでusb-modeswitchの機能を使います。
 

/etc/usb_modeswitch.conf
上記のファイルのの最後に以下の内容を書きくわえました。


DefaultVendor= 0x12d1
DefaultProduct=0x1f01
TargetVendor=  0x12d1
TargetProduct= 0x14db
MessageContent=“55534243123456780000000000000a11062000000000000100000000000000”

viを使ってファイルの最後に上記の5行を追加します。
sudo vi /etc/usb_modeswitch.conf

書き加えた後一旦HWD14のUSBケーブルを抜きます。
再度ODROIDのUSBに繋ぎます。


odroid@odroid:~$ lsusb
Bus 001 Device 009: ID 12d1:14db Huawei Technologies Co., Ltd.

Bus 001 Device 003: ID 0424:3503 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 002: ID 0424:9730 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub

上記のように1f0114dbに変われば成功です。

次にNet Managerをいじります。
面倒なのでGUIを使います。


1)Settings Managerを開きます。 
2)Network Connectionsを開きます。
    Wired Connection 1はeth0です。
    Wired Connection 2はusb0です。


3)Wired Connection 1のIPをDHCPではなくShared to other computerにします。

4)saveします。
5)ここでMacをこのODROIDのEtherコネクタに繋ぐとMac側のIPに10.42.xxx.xxxとかがふられます。

 ODROIDの設定は以上です。




次にどれくらい速度差がでるのかやってみました。


今回の有線化ODROIDでテスト

http://www.speedtest.net/result/3399854645.png

ODROIDを使わずにWiFiでHWD14に接続した場合
http://www.speedtest.net/result/3399859288.png

ODROIDを使わずにUSBでHWD14に接続した場合
http://www.speedtest.net/result/3399863600.png

やはりWiFiは遅めです。
ODROIDのUPLOADが遅いのはまだ調整不足かもしれません。
ブリッジにすれば変化するかもしれません。
1台のマックで使う場合はUSBで直結するのが最も効果的であると思われます。
このシステムの最大の利点はやはりHWD14が有線LANをもてることです。
HWD14の不安定なWiFiから解放されますし有線LANに更に別なルーターを繋ぐこともできるようになると思います。

ODROIDは小型のLINUX PCです。
CPUパワーもそこそこありRaspberry Piよりも高性能で価格も低価格です。
GUIもそれほど重くなく使えます。

ODROIDの最大のメリットは低消費電力であるということです。
5V2AのACアダプタで動作します。
サーバーやルータ用途に向いていると思いました。

2014年3月25日火曜日

WM3800R と HWD14 のスピードテスト in 東京中央区

WM3800R と HWD14 のスピードテスト in 東京都中央区日本橋

ノーマルWiMAX同士での直接対決です。

最初にHWD14で ノーマルのWiMAXテストしました。

DOWNLOADで8.8Mbpsでています。


HWD14をUSBでPCに接続したときです。

次にWM3800RでWiMAXテストしました。

DOWNLOADで4.11Mbpsでています。


WM3800Rをクレードル有線LANで接続したときです。


ファームをアップデートしたあとのHWD14は圧勝でした。
ついにHWD14完全勝利です。

ping値もHWD14の方が有利です。
UPLOADもHWD14の方が速いです。
2台とも同じノーマルのWiMAXですが端末の差で速度に差が出ました。

更にHWD14にはダメだしのWiMAX2+とLTEがあります。

HWD14の最大の弱点はWiFiの性能が悪く近距離でしか使えないことです。
これ以外は満足できるレベルに達してると思います。

2014年3月15日土曜日

HWD14用イーサーコンバータ作成しました。 ODROID U3 Ubuntu Linux

HWD14用イーサーコンバータ作成しました。


使用した機材はODROID-U3 (Xubuntu)です。これをルータとして使用しています。

eth0 有線LAN側
usb0 HWD14側

追加ソフトにusb-modeswitchを入れています。
dhcpdとマスカレードで基本的なルータの機能になります。

有線LAN側に1300Mbps最新無線ルータを繋ぐと家中に電波が届くようにできます。


ODROID-U3は4coreの小型LINUX PCです。
基板は小さいですがタブレットPC並みの性能があります。

ODROID-U3 Community Edition

購入する場合一緒に電源ゲーブルを買っておいた方がいいです。
DCコネクタは2.5mm/0.8mmでした。

これ以外にDiskとしてeMMCかMicroSDカードが必要です。
eMMCの方が圧倒的に速度がでるのでこっちの方がいいと思いました。
eMMCを使う場合にまともに動作するUSBカードリーダーが必要になりました。電源不足などで認識ができないタイプがあるみたいです。

ODROID-U3は$59でした。

 送料は+$30かかりました。

2014年3月1日土曜日

HWD14 に外部アンテナを付けられるかどうかの調査

HWD14 に外部アンテナを付けられるかどうかの調査です。

HWD14本体を分解するとわかるのですが

基板上にprobeコネクタらしきものが8ヶ所存在します。


8ヶ所というのはおそらく
WiFi用に2つ
WiMAX用に2つ
WiMAX2+用に2つ
LTE用に2つ
で計8つなのでしょう。
分解してみた感じではアンテナはそれぞれ独立して4x2存在するみたいです。

更にこういう奴を付けるとおそらく機能する予感がします。
http://www.aliexpress.com/store/product/New-THE-LATEST-3G-mobile-phone-antenna-General-signal-enhance-antenna-LTE-connector-Free-shipping/210862_642188941.html

こんなものを付けたままじゃモバイルにはならないのでやりませんが
実験してみると何か変化があるかもしれません。

MS156 connector

でググると色々とでてくると思います。

2014年2月28日金曜日

Raspberry pi に Lapdoc

Raspberry pi に Lapdocを繋いでLaptop化しました。


Lapdocとはモトローラ社が出しているスマホ用のドックです。
液晶モニターとキーボードとタッチホイールがセットになっています。
増設用のUSBポートも2つあります。
バッテリも装備されています。
奥の2つのコネクタがmicroUSB端子とHDMI端子になっています。



モトローラのスマホ用なのですがケーブルを用意すればRaspberry piでも使用することができました。

用意するケーブルは以下の通りです。
1)microUSBメス <-> microUSBオス(microUSB延長ケーブル1m)
2)microUSBメス <-> USBオス(変換コネクタ)
3)microHDMIメス <-> microHDMIメス(microHDMI延長用コネクタ)
4)microHDMIオス <-> HDMIオス(microHDMIケーブル1m)

この組み合わせで完璧です。コネクタ同士がぶつからないでさせました。
ドック側のコネクタの間隔がせまいのでケーブルのコネクタが大きいタイプですとぶつかって刺さりません。HDMIケーブルは相性があるみたいです。
画面に何も映らない場合はケーブルがNGだと思われます。
できるだけ信頼があるHDMIケーブルにした方が良いと思われました。

液晶ディスプレイを別に用意するよりもお買い得でした。
送料込みでイスラエル個人輸入し99ドルで買えました。
キーボードは英語配列で英語の他にイスラエルの文字(ヘブライ語)が刻まれていました。

キャラクタベースで見る場合はSSHで十分ですがウィンドウを使いたい場合はこちらの方が便利です。重いですがx11が動きます。
液晶の解像度は1366x768でした。640x480とかにすれば文字を大きくできました。

2014年2月14日金曜日

Raspberry Pi にHWD14を繋いでみました。



機材は
Raspberry pi(35ドル) + アクリルケース666円
USB2.0 セルフパワーハブ(400円ジャンク品)
WNDA4100 (2.4G/5G 11n WiFi USB)
HWD14 WiMAX2+ルータ
TOSHIBA 8G SDHC class10(読込95Mbps最速)
です。
この組み合わせで Raspberry piからHWD14を使用できます。
おそらくWNDA4100をアクセスポイントにすることも可能です。
Raspberry piの100Baseの口が開いてるのでここからLANを構築できます。

HWD14をRaspberry piに繋ぐとCDROMモードになります。
このままですと当然通信機器としては使えません。
そこでusb-modeswitchをインストールしました。

usb-modeswitch.confは以下のようにしました。
DefaultVendor= 0x12d1
DefaultProduct=0x1f01
TargetVendor=  0x12d1
TargetProduct= 0x14db
MessageContent=“55534243123456780000000000000a11062000000000000100000000000000"

NETGEAR WNDA4100は5GHz帯が使えます。
Raspberry piでまともに使える5GHzWiFIアダプタのうちの一つだと思います。

USBハブは邪魔なのですがHWD14を充電しながらWiFIを使うために電力の補助用に必要でした。

Raspberry piにdebian 3.10.29+をいれました。

LinuxからもHWD14を問題なく使えました。
Raspberry piをアクセスポイントとかルータもどきとして使うこともできると思います。

2014年1月24日金曜日

HWD14 バックアップファイルの解析

HWD14 バックアップファイルの解析

192.168.100.1でルータの管理画面をブラウザ開いて
設定->システム設定-> バックアップ&リストア
バックアップボタンを押します。

そうするとnvram.bakというファイル名が付いたファイルができます。

この中身をメモ帳などでみると
BASE64もどきでコード化されているのがわかります。

BASE64で行単位にデコードし解析すると以下のような設定情報がみれます。
model_verify
start_file
HWD14
end_file
softversion_verify
start_file
11.031.09.30.824
end_file
dailup_file:
/app/webroot/data/userdata/dialup/config.xml
start_file:
...

このファイルの中にWiMAX2+のAPNも書かれてあります。

昔のHuaweiのモデムですとこのファイルを書き換えでtelnetができたのですが
今はそうではないようです。